「あれ?アンティークシルバーが黒くなってる…。」
お気に入りの銀製品、黒ずみに気づいたときはショックですよね。
- そもそもなぜ黒くなってしまうの?
- 黒くなったらもう戻せない?
- 黒ずみを防止するには?
このように思っているあなたのために。
今回はアンティークシルバーが黒ずんでしまう原因と対策を紹介します。
銀は放っておくと空気中の硫化水素(硫黄)に触れて化学反応を起こし
何もお手入れしないで飾ったままにしていると、真っ黒になることも…。
せっかくのアンティークシルバー、美しい状態を保ちたいですよね。
アンティークシルバーが黒くなったときは?
変色したアンティークシルバーの輝きを取り戻すには、「硫化銀」用のお手入れが必要です。
「硫化銀」として黒くなった銀をもとの銀に戻す(=還元)方法です。
用意するものはこちら。
- 重曹
- アルミホイル
- 熱湯
- 容器(洗い桶や鍋)
手順1.容器にアルミホイルを入れる
容器(洗い桶や鍋)にアルミホイルを敷くか、軽く丸めて入れます。
全てが収まるような大きめの容器を選んで下さい。
手順2.アンティークシルバーを入れる
容器にアンティークシルバーを入れます。
このとき、器が重ならないようにしましょう。
手順3.熱湯と重曹を入れる
アンティークシルバーが完全に浸るまで熱湯を入れます。(やけどに注意)
重曹は熱湯1リットルにつきスプーン1杯が目安です。
手順4.水で洗ってやさしく拭く
熱湯と重曹を入れてから2時間〜4時間後、取り出します。
水洗いし、乾いた柔らかい布で拭きましょう。
気になっていたくすみや茶渋が取れてピカピカになります。
アンティークシルバーを黒くしないためには?
アンティークシルバーは時間とともに黒くなってしまう性質ですが、普段のお手入れ方法で美しさを維持できます。
毎日使えば変色を防げる
アンティークシルバーをピカピカの状態にしておく簡単な方法は、毎日使うこと。
使ったあとは食器用洗剤とやわらかいスポンジですぐに洗いましょう。
(※ 食洗機を使うと食器とぶつかって細かい傷が出来てしまいます。)
洗ったあとは乾いた布でしっかり水分を取り除きます。
観賞用は空気の入れ替わりを少なく
観賞用のアンティークシルバーは空気の入れ替わりが少ない場所に置きましょう。
黒ずみの原因は空気中の硫黄です。
お皿立てを使うのではなく、ガラス扉付きのキャビネット(食器棚)に飾るのがベターです。
市販のシルバーポリッシュを使って
通常のお手入れでは落とせないくすみや酸化して黒ずんでしまったシルバーウェアは市販の洗浄剤やクロスを使ってピカピカに蘇らせましょう。
ものづくり精神を受け継いで作られた銀磨きの世界トップシェアを誇る『ハガティアンクルビル』
大きめサイズが使いやすい、銀製品やシルバー925アクセサリーの黒ずみや変色のクリーニングに。
いつまでも輝いていて欲しいお気に入りのシルバーウェア
まとめ
今回はアンティークシルバーが黒ずんでしまう原因と対策を紹介しました。
- 黒ずみは「硫化銀」、銀は空気中の硫黄に触れると変色してしまう
- 重曹とアルミホイルを使えば、輝きを取り戻せる
- 黒ずみ防止法は「使ったらすぐに洗う」、「観賞用は空気に触れさせないようにする」
- 市販の洗浄剤やクロスを使ってピカピカに蘇らせる
お気に入りのアンティークシルバー、美しい状態を長持ちさせるために覚えておきましょう。
以上、シルバーウェアのお手入れ方法は、製品の素材(純銀、銀メッキ)によって異なる為、その効果を保証するものではありません。
心配な場合は目立たない場所で試すなどしてから、それぞれの自己責任でお願い致します。
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