アンティーク陶器を調べてみると、よく出てくる『スージークーパー』という名前。
「聞いたことはあるけど、詳しくは知らない」というあなた、もったいないですよ!
スージークーパーは日本人女性に特に支持されていて、きっとお気に入りの作品が見つかるはずです。
そこで今回はスージークーパーの魅力について紹介します。
魅力1.女性デザイナーならではのシンプル上品な絵付け
スージークーパーはシンプルながら上品さを漂わせるお花のデザインが特徴的。
食卓に自然と馴染むため、世界中の人々から愛されています。
20世紀当時では珍しい女性デザイナーで、もともとはグレイ社でデザインを担当していました。
数々の展覧会で評価され、1926年にはイギリス国王ジョージ5世と握手を交わしたほどです。
1929年10月28日、世界恐慌が起こる中、27歳の誕生日に「スージークーパーポタリー」を設立。
女性が独立して事業を興すなんて考えられなかった時代に、一念発起したのです。
絵付けだけではなく陶磁器の生地からこだわり、自分の好きな作品を生産・販売し始めます。
スージークーパーのデザインは彼女の芯の強さがにじみ出ているのです。
魅力2.お茶の時間がワンランクアップ「パトリシアローズ」
スージークーパーの代名詞といえば「パトリシアローズ」。
縁取りがサーモンピンクの「パトリシアローズ」はスージークーパーの中でも特に人気が高いコレクションです。
1930年代に発表されたデザインで、薔薇がパステル調に描かれています。
華やかで気品があり、まるで英国淑女。
「パトリシアローズ」を揃えれば、いつものティータイムもきっと特別な時間に変わります。
魅力3.日本人女性の心を虜にする作品
スージークーパーが日本で話題になったのは1995年。
『スージー・クーパーのある暮らし』という本がブレイクし、国内での人気が急上昇。
著者はスージークーパー研究科でもありコレクターでもある飯塚恭子さんです。
シンプルで使いやすいフォルムや温かみのある草花のデザインが日本人の感性に合ったのでしょう。
この本がきっかけで、多くの日本人女性がアンティーク陶器の虜になりました。
スージークーパーのデザインや彼女の生い立ちが知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
今回はスージークーパーの魅力について紹介しました。
- 魅力1.女性デザイナーならではのシンプル上品な絵付け
- 魅力2.お茶の時間がワンランクアップ「パトリシアローズ」
- 魅力3.日本人女性の心を虜にする作品
人気の理由が伝わったでしょうか?
お気に入りのスージークーパーを見つけて、素敵なティータイムをお楽しみください。
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