「”リモージュ焼き”って何?」と思っていませんか?
世界で人気のリモージュ焼きですが、「名前は聞いたことがある程度でいまいちよく分からない」という人も多いでしょう。
具体的には、フランス中部に位置するリモージュという町やその周辺で生産される陶器を指します。
リモージュ焼きのデザインには3つの特徴があり、その美しさから長年愛されているのです。
そこで今回はリモージュ焼きのデザインの特徴を3点紹介します。
特徴1.優雅な薔薇のモティーフ
リモージュ焼きと言えば、優雅な薔薇や植物のデザインが特徴的。
薔薇をモチーフにした作品はリモージュ焼きが始まってから今まで、ずっと受け継がれています。
全体的に春を感じさせるデザインで、お茶をもっと楽しめるでしょう。
ちなみにヤグルマギクと真珠のデザインは「マリー・アントワネット」と呼ばれています。
その名の通り、マリー・アントワネットが1781年〜1782年に注文したというシリーズ。
リモージュ焼きのお花は、昔も今も女性の心を癒してくれるのです。
特徴2.上品な金の縁取り
リモージュ焼きは”ふち”にも注目!
カップなら飲み口に当たる部分や取っ手部分、ソーサーなら外側の部分を見てみてください。
金色で縁取りがされていますよね。
金彩色で高級感、そしてお花モチーフの可愛らしさを感じられます。
実際に使うのもいいですが、食器棚に置いてあるだけでもオシャレ感が増しますよ。
最近では日本の伝統技法「金継ぎ」でひらめいたリモージュ焼きも発表されています。
「可愛い」よりも「スタイリッシュ」が好きな方は、そういったデザインもあるので、ぜひ好きな作品を探してみてください。
リモージュ焼きの金の縁取りはとても上品で、インテリアとして人気なのもうなずけます。
特徴3.透き通るような白さ
リモージュ焼きの肌は白くきめ細かい。
その理由は製法にあります。
白い生地に絵付けしてからさらに焼き付けることで、白さを際立たせているのです。
(※通常の絵付けでは素焼きに絵付けをして焼きます。)
1851年の国際万国博覧会や1878年のパリ万国博覧会には多くのリモージュが出品され、その白さが世界中の人から高く評価されたようです。
リモージュ焼きの白さは、いつものティータイム・お食事をもっと華やかにしますよ。
まとめ
今回はリモージュ焼きの特徴を紹介しました。
- 特徴1.優雅なお花
- 特徴2.上品な金のふち取り
- 特徴3.透き通るような白さ
どの角度から見ても美しい、リモージュ焼き。
リモージュ焼きがひとつあるだけで、お茶の時間がぐっと楽しくなることでしょう。
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