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アンティークシルバーの歴史

夜空を照らす月の光りのように神秘的な輝きを持つ、アンティークシルバーのアイテムたち。スプーンやフォークといったカトラリー、トレイにプレート、ティーポット……。

ヨーロッパの貴族社会を描いた映画を彷彿とさせる、アンティークシルバーの製品をひとつでも手に取ってじっくりと眺めれば、誰しもがその優雅な存在に魅了されてしまうはず。

なぜ、シルバーはそのような魅力に満ちているのでしょうか。今回はシルバーの歴史から、その秘密を解き明かしていきましょう。

シルバーの歴史

銀の始まり

銀の歴史は古く、紀元前約3000年から存在していたと言われています。

金や銀を施した宝飾品のようなものが埋葬品として古代の墓から発掘されたり、また紀元前550年には東地中海で最初の銀貨が鋳造されていた事実が残されています。

古代から使われていた金貨、銀貨の通貨の中でも、シルバーは最も古い大量生産の硬貨と言われています。銀は古くからお金と権力と密接に関係しており、富や地位を表す象徴でもあったのです。

キリスト教文化とともに

中世の時代には、重要な装飾品を作るためにシルバーは活用されていました。キリスト教文化が台頭した11世紀以降には、十字架や聖杯などに多く使用されていたのです。

また15世紀後半、ヨーロッパ人が新大陸を発見してから銀の供給源が大きく増え、16世紀に銀が世界中に輸出されるようになると、高い技術を持つ銀細工師たちが現れ、彼らが造る銀製品はより高度に洗練されていきます。

流行はフランスから

17世紀にルイ14世が、ヴェルサイユ宮殿のために作成させた見事な銀製家具の影響により、銀製品はヨーロッパで流行となりました。

また、この時代に花開いた文化がシルバーウェア、銀食器です。それはヨーロッパの上流階級の食事の習慣や風習が大きく変化した事が大きく関係しています。

それまでフォークを使う習慣がなく手づかみで食事をしていたフランスの食文化は、16世紀よりカトラリーを使う風習が持ち込まれます。

テーブルに装飾されたサイズの異なる皿を配置し、食べ物を置く習慣はフランスの特権階級の人々の間で人気となり、その風習はヨーロッパ全体に広がって行きました。

洗練された食文化へ

食卓を豪奢に、そして華やかに彩る皿やカトラリー、燭台などが銀で作られ、それはディ ナーに招かれたゲストを感嘆させるとともに、彼らの地位と権力を表すステータスとなりました。

また、新大陸の発見により、手に入る食材も大きな変化を遂げました。コーヒーや紅茶などが上流社会で広まり、コーヒーやティーポットなど、新たな文化と食習慣のための銀器が作られるようになったのです。 

姿を消した銀製品

残念なことに17世紀から18世紀初頭にかけて造られた、フランスの銀製家具の多くはその姿を消してしまいました。

その頃は製品の素晴らしさや造った職人の技術よりも、金属としての銀の価値が重要視されていた時代でした。

銀は溶かして作り直す事ができる性質であったため、時代にそぐわないものは溶かされ、また流行のものへと姿を変える運命にあったのです。

さらにルイ14世とルイ15世の時代には、財政危機を救うためにフランス中の銀製品の多くが溶かされる布告が出されており、多くの銀製品が姿を消したため、この時代のものはあまり現存していません。

産業技術の発展とともに

その後18世紀の半ば頃から産業技術が発達したことにより、効率的に銀製品が生産できるようになりました。そしてこの技術の進化は銀製品そのものを大きく変えて行きました。

高度な技術を持つ職人が作り上げた芸術品とも言うべき銀製品は、この時代から中流階級にも手が届く存在と変化を遂げたのです。

アーツ&クラフツ運動の始まり

しかし19世紀になると、産業技術の発展による安価な大量生産、そして創造性の衰退を批判する動きがみられるようになりました。

熟練の腕を持つ職人が生み出す手工芸品を復興させようという動き、「アーツ&クラフツ運動」が起こったのです。

このような手工芸品の回帰運動はヨーロッパ各地で起こり始め、フランスでは時を同じくしてアールヌーヴォーが起こります。

この流れはのちに幾何学的なアールデコへと移り変わり、銀製品はその時代の影響を受けて変化を続けて行ったのです。

アンティークシルバーの物語を紡いで

現在では銀はその性質を活かし、ヘルスケアや医療、さらに写真産業などで多く活用されています。歴史とともにその姿を変え続けながらもシルバーで作られた製品たちは、いつの時代も常に人々を魅了してきたのです。

中でもアンティークシルバーはそのひとつひとつが長い歴史を持ち、さまざまな物語を秘めています。アンティークシルバーの歴史やその性質、特徴を知る事は、その魅力を理解する事に他なりません。

かつての持ち主が慈しみ、大切に守り続けて来たアンティークシルバーたち。優雅で洗練された銀製品を暮らしに迎え入れ、そして次の時代へとその物語を紡いでいってみませんか?

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